こんにちは！
【新のれん分けプロジェクト】の矢田です。
昨日のメルマガの『飲食店は多店舗化を目指しましょう！』は、やはり読者の方から、「まだ早いよ～」と言われちゃいました(^^;
ですが、今日は更にその続きを^^
昨日は、『飲食店は、2店舗目・多店舗化を目指しましょう！』の話の『収支面』と『資金面』のお話をしました。
2店舗目を考えられる条件としては、『1店舗目の成功』が大前提。
そして、2店舗目を考えるにあたり、重要なのが、『収支面』と『資金面』と『人材面』。
そんなお話でした。
で、今日はその３つめの『人材面』の話。
これは、３つの内で一番重要だし、多店舗展開を考える時に多くのオーナーがやりがちで、失敗に繋がりやすいことでもあります。
※実は、これは僕自身でもやってしまった経験でもあります（汗
3,『人材面』
1店舗目は言ってしまえば『家業』のようなものなんです。
すべてのことがオーナーの把握できる小さなレベル。
でも2店舗目からは、『他人』の介在する『企業体』になる。
この「家業→企業体」って、まったく在り方が違うんです。
この時点で、「他人」である店長を雇うことになるのです。
そして、（他人の）店長を雇って、ありがちで、良くやりがちなのがこちら
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●この店長が結構いいヤツで、ヤル気もあり、オーナーも「これから一緒にお店を大きくしていこうぜ！」的な感じになる。
↓
●「2店舗目はお前に任せるからな！」的な感じになる。
↓
●店長のこの時点ではまだ『楽しそう』だけを感じているので、ヤル気は十分にある。
↓
●いい物件が見つかる（オーナーのテンション上がる）
↓
●2店舗目オープン
↓
●それなりなスタート
↓
●オープン景気も終わり（3ヵ月後）、今までの忙しさからこの店長も疲れてくる
↓
●半年後、店長のテンションが明らかに違ってきている
↓
●1年経たずに、この店長は「やっぱり辞めます・・・」
↓
●2店舗目をやる人がいないので、取り急ぎ、母店の社員にやらせる。
↓
●この社員は、2店舗目に対して、それほどテンションも上がってないので、お店もテキトーな運営になる
↓
●で、数か月後、結局この社員も「やっぱり辞めます・・・」
↓
●2店舗目を早々に閉店に
↓
●また、母店だけで、オーナーひとりの運営に戻る・・・
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なんか暗い結末ですが・・・（汗
飲食店でのこのパターンはとっても多く見かけます。
そこで僕がよくいうのは、
「人のヤル気は信じるな。ヤル気じゃなくて、失敗しない体制づくりにフォーカスせよ！」です。
人のココロは分かりません。
最初は良くても状況環境が変われば、人のココロはコロコロ簡単に変わります。
なので、他人に勝手に期待するのではなく、『失敗しない体制づくり』の構築こそが、オーナーの本来の仕事であり、責任でもあります。
2店舗目に関して、僕がアドバイスする時は
「オーナーの下に、社員級の人を2人（できれば3人）作ってから2店舗目は開業するべき」
2店舗目をオープンした後に、その店長が急に辞める可能性は大いにあります。
それで、両店がガタガタになってはオーナーとして失格。
ならば、仮にその店長が辞めても、母店にもう2人社員がいれば、その一人を2店舗目の店長にして、オーナーも両店をしっかりとマネジメントできる体制を取ることができる。こうすれば盤石です。
なので、多店舗展開の要諦は「人にある」。
それは『失敗しない体制づくり』を構築することなのです。
これから、はじめての飲食店の開業を模索しているあなたも、将来、1店舗目を成功させ、多店舗展開を考える時には、この『失敗しない体制づくり』をしっかりと構築してください！
今日もありがとうございました。
それでは、また！
【新のれん分けプロジェクト】
矢田 裕基
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